
暁のヨナ パートレビューシリーズ
①決別(1〜2巻)←今ここ
②集結(3〜8巻)
③選択(8巻〜13巻)
④対峙(14〜18巻)
⑤運命(19〜24巻)
⑥交渉(25〜31巻)
⑦帰還(32〜37巻)
⑧南戒(38〜47巻)
⚠️この記事はネタバレを含みます。ネタバレを望まない方はご注意ください!
「暁のヨナ」は、王女が国を取り戻す物語ではありません。
これは、三人の幼なじみが、同じ夜に別々の人生を生き始めた物語です。
王女ヨナ。
その護衛であり幼なじみのハク。
そして王となったスウォン。
幼い頃から一緒に育った三人は、同じ未来を歩んでいくはずでした。
ヨナはスウォンを想い、ハクはそんな二人を隣で見守る。
穏やかで、どこか当たり前のように続くはずだった日常は、ある夜、一瞬で終わります。
この章では、三人の関係が決定的に壊れた夜と、ヨナの旅の始まりが描かれます。
※「暁のヨナ」をまだ読んだことがない方へ
作品全体のあらすじや魅力を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
「暁のヨナ:決別」幼なじみの終わり
物語の始まりは、静かな王女の誕生日の夜でした。
ヨナはスウォンに想いを寄せ、ハクはそんなヨナをからかいながらも、いつもそばにいました。
三人の関係は穏やかで、まるでこの時間がずっと続くように見えます。
しかしその夜、スウォンは王イルをその手で殺します。
ヨナの父を殺し、王座を奪うために。
その瞬間、三人の幼なじみの関係は終わりました。
「暁のヨナ:決別」この章の主な出来事
父の死を目の当たりにしたヨナは、命を狙われることになります。
絶体絶命の状況で、ヨナの前に現れたのはハクでした。
それまでヨナに対して”からかう”ように接していたハクが、
その時、静かに膝をつきます。
「お側を離れて申し訳ありません
ヨナ姫様」
その姿には、これまで隠してきた忠義があふれるほど滲んでいました。
そしてハクはスウォンに向き直ります。
これまで穏やかに過ごしてきた三人。それなのに、その時のハクの声には、困惑と、そして明確な殺気がありました。
お前になら
ヨナを任せてもいいと思っていた。
その想いの行き先が、突然失われてしまったような瞬間でした。
「暁のヨナ:決別」ヨナの変化

王宮から逃げることになったヨナは、それまでの王女とはまるで違う世界を知ります。
城の外の世界。
国の現実。
そして、自分の無力さ。
この時のヨナは、まだ戦える人ではありません。政治も、戦いも、何も知らない王女です。
それでも、ただ守られるだけの存在ではいられないことを、ヨナ自身が少しずつ理解し始めています。
そしてヨナは、ハクにこう言います。
「私にはあげられるものなんて何もない。
でもお前が欲しい。
私にハクをちょうだい」
この言葉は、ヨナが初めて自分の意思で誰かを求めた瞬間でした。
「暁のヨナ:決別」ハクの選択

この章で一番胸を打たれるのは、ハクの決断かもしれません。
ハクにとってスウォンは、ただの王子ではありませんでした。幼い頃から共に育った友であり、将来仕えるべき王。それでもハクは、スウォンではなくヨナを選びます。
王宮を離れ、すべてを捨ててでも。
怒りも、悲しみも、きっと彼の中にはありました。それでもハクは、ただヨナの隣に立ち続けます。
この夜、ハクの人生もまた大きく変わったのです。
「暁のヨナ:決別」スウォンが背負ったもの

スウォンは裏切り者です。
幼なじみを裏切り、
王を殺し、
王位を奪った人物。
それでも彼の表情は、狂気に満ちているわけではありません。
むしろ静かで、覚悟を決めた人間の顔をしています。
スウォンは、ただ権力が欲しかったわけではありません。
この国を変えるという強い意志がありました。
だからこそ彼は、三人で過ごす未来を自分の手で壊したのです。
「暁のヨナ:決別」この章が物語に残したもの
この夜、三人は同じ道を歩めなくなりました。
ヨナは逃亡者となり、
ハクは護衛として彼女を守り、
スウォンは王となりました。
それぞれが、それぞれの使命を背負って。
でもこの物語は、ここで終わりではありません。むしろ、ここから始まるのです。
次の章へ
城を追われたヨナの旅は、やがて「四龍の戦士」との出会いへと続きます。
長い年月、王の帰還を待ち続けてきた存在たち。
ヨナはまだ知りません。
自分が、どれほど大きな運命の中に立っているのかを。
次の章では、四龍の戦士たちが少しずつ姿を現し始めます。
そして、ヨナの旅は本格的に動き出していきます。
ヨナを守ると決めたこの夜から、ハクの人生は大きく変わります。
幼なじみを裏切った王と、守ると決めた王女。
その間で揺れ続けるハクという人物については、こちらの記事で詳しく書いています。
→ ハクという男 ― 忠義を選び続けた護衛 ―(準備中)
【暁のヨナ パートレビューシリーズ】
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→ 暁のヨナ「集結」レビュー(準備中)
四龍の戦士たちが登場し、ヨナの旅が本格的に動き始める章です。
※「暁のヨナ」という物語そのものを、より深く理解したい方へ。
全体の流れやキャラクターの関係をまとめた記事はこちらです。
