『今は、黎明なだけ』韓国発の切なすぎる再会ラブストーリー｜どこで読める？見どころ・レビュー【ネタバレ】

誰かを好きになった記憶が、痛みと結びついていることってありませんか？

あのとき、何も言えなかった。何も知らなかった。
ただ、そばにいることだけがすべてだった――

『今は、黎明なだけ』は、そんな過去と再会が交差する“静かな衝撃”を描いた物語です。
派手な展開やセリフはないけれど、読めばきっと、心の奥がじんわりと熱くなる。

この記事では、その魅力を余すことなくお届けします。

「今は、黎明なだけ」ってどんな漫画？

『今は、黎明なだけ（그저 여명일 뿐）』は、韓国で連載されているWebtoon作品（Webtoon作品とは、主にスマートフォンで縦スクロールで読める、韓国初のウェブコミックのことです）。日本ではピッコマ独占配信中で、静かながらも心を激しく揺さぶるラブストーリーとして、多くの読者に愛されています。

物語の主軸は、13年前に別れた二人の再会と、“あの日”の真実に向き合う姿。
甘く切ないだけでなく、社会的背景や心理描写の深さも見どころです。

あらすじ（※ネタバレ控えめ）

家庭に問題を抱える女子高生・柳川優希は、
ある日、山奥の空き家で荒木大河という同年代の少年と出会います。

彼もまた家に居場所がなく、
二人はお互いの秘密に触れないまま、
ただ静かに放課後を共に過ごすように。

しかし、転校生の登場と、とある「冤罪事件」をきっかけに、
大河は突然姿を消す――。

そして13年後。
優希の前に再び現れた大河は、
まるで「すべてを背負った男」の目をしていた。

「あのとき、君は何を守ろうとしていたの？」
「そして私は…なにを信じるべきだったの？」

これは、未熟だったふたりが“過去”を乗り越えて向き合う、再会の物語です。

心に残る3つの見どころ♡

ただの恋愛じゃない、“喪失”と“赦し”がテーマの深い物語

恋や再会だけではなく、
「人は過去を乗り越えて変われるのか」
「優しさとは、本当に誰かのためになるのか」
という、大人の心に刺さる問いかけが詰まっています。

空気感で魅せる演出が秀逸

セリフの間、登場人物の表情、ページをめくるテンポ…。
“静けさ”で感情を語る表現がとにかく上手い。
一見地味な場面も、ページを閉じたあとにじんわりと余韻が残ります。

再会もの・過去を引きずる関係が好きな人に刺さる！

・甘くないけど、確実に“深く届く”ラブストーリー！
・「すれ違い」「赦せない自分」「言えなかった想い」などに共感する人にぴったり
・大人の女性読者にこそ読んでほしい一作です

どこで読めるの？

現在、ピッコマにて独占配信中！

• 毎週金曜更新（2025年現在）
• シーズン2に突入済み、見応え抜群
• 「待てば¥0」で一部話数は無料で読めます◎

こんな人におすすめ！

・静かな物語が好きな人

・切ない系・再会系のラブストーリーに弱い人

・恋愛だけでなく、登場人物の心の成長も見届けたい人

・少女漫画の「その先」を読みたい大人の読者

まとめ｜「今は、黎明なだけ」は、胸の奥にずっと残る物語

「あのとき、私たちは何も知らなかった。」

けれど今ならわかる。

あれは恋だった。痛みだった。
そして、私にとっての“始まり”だった。

『今は、黎明なだけ』は、
読み終えたあとに「言葉にならないもの」がじわっと心に残る作品です。
感情に疲れた大人の心に、やさしく寄り添うような物語。

ぜひ、ページをめくって確かめてください。
あなたの“黎明”も、どこかで始まっているかもしれません。