【うるわしの宵の月】1巻ネタバレ感想♡“王子”と呼ばれる苦しさと、初めての「女の子扱い」──心が揺れ始める瞬間が尊い…!

少女漫画
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うるわしの宵の月』1巻は、“王子”と呼ばれる女子・滝口宵と、同じく“王子”と称される市村先輩との出会いから始まる物語。

お互いに“王子”と呼ばれる2人が出会った瞬間から、少しずつ崩れていく心の壁──1巻はまさに、それぞれが抱える“本音”に触れていく特別な導入巻でした♡


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「うるわしの宵の月」作品紹介・あらすじ・どこで読める?

「うるわしの宵の月」1巻あらすじ(ネタバレあり)

容姿端麗で凛とした佇まいから「王子」と呼ばれている女子・宵。
本人もその扱いにまんざらではないけれど、どこか複雑な思いを抱えている。

そんな彼女が出会ったのは、一つ上の先輩・市村。
同じく“王子”と呼ばれているのに、どこか自然体で気取らない。

一見スマート、だけど言葉はやや不親切(失礼)な市村先輩の態度に、宵もいまいち掴めずにいた──
けれどある出来事をきっかけに、宵の“本音”が少しずつ溢れ始める。


「うるわしの宵の月」とにかく宵が“格好いい”!

まず言いたいのはこれ。

宵、かっっこいい。

周りから「王子!」と持ち上げられても、変に否定したり下手に気取ることもなく、スマートに受け止めている姿が本当にイケメン。でも、それが複雑な気持ちを生んでいるのも事実。

  • 本当は女の子扱いされたい
  • でも期待を裏切りたくない
  • 評価を壊したくない

この矛盾が、とにかく切ないんです…。


「うるわしの宵の月」市村先輩という存在の“危険な優しさ”

そんな宵の“鎧”が揺らぐのが、市村先輩の自然体な距離感。

特に象徴的なのが、この2つ。

● お姫様抱っこシーン

王子扱いされ続けた宵が、初めて“女の子として扱われた”瞬間。
顔を真っ赤にして逃げるのがもう……最高です。

● ベッドに入って温めるシーン

保健室で熱がある宵を温めるために、毛布がないからとベッドに潜り込む市村先輩。距離の詰め方が完全にヒーロー。少女漫画の夢詰まりすぎてる。


「うるわしの宵の月」”王子”じゃない自分を許せた瞬間

私が1巻でいちばん心動いたのはここ▼▼▼

「俺の前じゃ王子じゃなくていいんだからさ」

この一言で、“完璧でなきゃいけない自分”から少し解放される宵。

市村先輩の前だけ、本音を零せてしまう。それこそが恋のはじまりなんですよね……♡


「うるわしの宵の月」市村先輩の名言が全部刺さる♡

・たまには王子っぼい女の子がいたっていいでしょ
・なんかわかんねーけど、すげぇ欲掻き立てられる
・次はどんな顔すんの?
・俺の前じゃ王子じゃなくていいんだからさ
・宵ちゃんへの気持ちは「好きとは違う」って言ったけど、撤回する

どれも“宵への視線”がまっすぐでヤバい。


「うるわしの宵の月」1巻のテーマ:アイデンティティの揺らぎ

相手に褒められるのは嬉しい。でも、期待通りの自分を演じ続けるのってしんどい。

宵の「王子」という役割は、自己肯定感を高めるものでもあり、同時に自分を縛る鎖にもなっている。

そんな宵にとって、市村先輩は“役割を外しても受け入れてくれる存在”。つまり、心が休まる場所なんです。


「うるわしの宵の月」1巻のラストが最高の引き!

市村先輩の「試しに付き合ってみる?」に対して、宵の返事はまさかの──

「いいですよ」

え!?って声出る。

このラスト、完全に2巻へ続く最高の仕掛けでした♡


「うるわしの宵の月」総評:1巻は“鎧が外れていく瞬間”が尊い!

少女漫画における「王子」って、普通は男の子側に与えられる称号。それを女子が背負うことで、宵の強さも弱さも浮き彫りになる。そして市村先輩の優しさが宵の心を少しずつ融かしていく…。

1巻は、ただの出会いじゃなくて“心が揺れ始める物語の出発点”。


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