
正式に付き合い始めたすいれんと川澄。
6巻は、2人で迎える 初デート、初クリスマス…たくさんの“初めて” が詰まった巻です。
嬉しいはずなのに、どうしたらいいかわからなくて、空回りしてしまう。好きが大きくなるほど、相手のことを思えば思うほど不安にもなる。そんな“初恋のリアル”がぎゅっと描かれています。
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「日々蝶々」6巻 あらすじ【ネタバレあり】
つきあいはじめたばかりの2人は、とにかく初々しい。何を話せばいいのか、どんな距離感で歩けばいいのか、手をどうしたらいいのか…全部が手探りのまま進んでいきます。
そしてついに迎える 初デート。
◆「日々蝶々」初デートで空回りしまくる川澄くんが愛しすぎる
川澄くんは“彼氏”として頑張ろうとしているのに、全部が空回り。そりゃそうです。だって人生初のデートなんだから。
そして、初デートあるあるの大問題──靴ずれ発生。
すいれんは可愛い服装に気を使うけれど、靴擦れまでは気が回らない。川澄くんもそこに気づけなかった。
そんな中、お兄ちゃんと後平先輩に遭遇し、後平先輩から
「彼女、足から血出てるぞ。…気をつけてやんねーとな」
と言われてしまう。
これは、川澄くんにとってめちゃくちゃショックだったに違いない。そのあと何度もすいれんに謝っていた姿が、本当に胸に刺さります。
“気づけなかった自分”
“守れなかった自分”
高校生男子が落ち込むには十分すぎる理由で、読んでいて涙ぐんでしまうほどのリアルさがありました。
「今度は、絶対こんなことにならないようにする」
この一言は、川澄の揺るぎない本心。
◆「日々蝶々」後平先輩の“恋ではない想い”が物語を揺らす
後平先輩は、ちょいちょい川澄に口出ししてくる。
「彼女のどこがいいの?」
「すぐ別れるかもな」
一見ただの意地悪に見えるけれど、実は川澄には 空手を本気で頑張ってほしい と願っているから。その気持ちが不器用な形で表に出てしまっているだけ。
それに対して川澄が言った
「どっちも頑張っし!」
は、彼なりの宣言であり、覚悟でもある。不器用な男子たちの関係性がたまらなく良い。
◆「日々蝶々」後平先輩との勝負。そして怪我。
空手を辞めたと思われていた後平先輩と川澄は勝負することに。勝負の中で川澄くんは怪我を負ってしまう。
◆「日々蝶々」一方、すいれんは不安でいっぱいだった
すいれんは、「私、川澄くんのどこが好きなんだろう」ではなく、「川澄くんは、私のどこが好きなんだろう…」と考えてしまう。
幸せなのに、不安。嬉しいのに、自信がない。そして、その不安の裏には“好きだからこその怖さ”がある。
そんな中、怪我をしても空手の練習を続ける川澄を見て、すいれんが言った一言。
「空手…頑張って。」
この短い言葉の裏には、たくさんの想いがつまっている。
・迷惑かけたくない
・応援したい
・でも離れたくない
・自分に自信はない
・でも、あなたの好きなことを大事にしてほしい
そんな複雑で純度の高い感情があふれた名シーン。
「日々蝶々」6巻の見どころ♡
① 初デートのリアルな空気
何もかもうまくいかないけど、全部尊い。
② 靴ずれ事件の心理描写が最高
川澄くんの落ち込み方が“本気で好きな人”への誠実さそのもの。
③ 後平先輩の不器用な優しさ
恋ではなく“友情と期待”が根底にある関係性が熱い。
④ すいれんの不安が胸に刺さる
自分に自信が持てない女の子のリアルな感情が美しい。
⑤ 「空手…頑張って」の破壊力
短い言葉に、すいれんの全部が詰まっている。
「日々蝶々」まとめ♡
『日々蝶々』6巻は、初めてだらけの“恋人期間”がとても丁寧に描かれた巻でした。
うまくいかない。
気づけない。
空回りする。
でもそれは全部、相手が大切だから。
2人の「好き」が深まるほど、不安も増える。そのリアルさと透明感が、胸をぎゅっと締めつける。
次巻では、この気持ちがどんな風に形になっていくのか──2人がどんな“初めて”を重ねていくのか、とても楽しみです♡
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