【森下suu】『日々蝶々』11巻(最終巻)ネタバレ感想♡言葉がなくても伝わる“好き”がここにある──ひらり、ふわりの恋物語、最高の完結。

少女漫画
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✽11巻で本編完結になります。12巻は番外編集です♡

ついに迎える本編完結
静かで優しくて、でもしっかり胸の奥に届く感情がたくさん詰まった11巻。

恋の痛みも、嬉しさも、未来への不安も、希望も──全部ひっくるめて「この2人でよかった」と心から思わせてくれる素晴らしいラストです。


\『日々蝶々』ってどんな作品?まずは全体の魅力を知りたい方はこちら♡/
✅ 「日々蝶々」作品紹介・全巻まとめレビュー

「日々蝶々」11巻 あらすじ【ネタバレあり】

【いよいよ川澄 vs 後平、最後の勝負!

試合直前、後平が言った言葉。

「ここでお前に会えてよかった。
最後、勝てよ川澄」

もう、この一言だけで涙腺崩壊。ライバルで、友達で、憧れで、背中を押し合った2人。彼らの関係性を象徴する言葉。

◆「日々蝶々」勝負の行方──言葉はいらない

一方その頃、すいれんは家でお菓子を作りながら結果を待っている。

チャイムが鳴り、玄関を開けると──そこに立っていた川澄。

もう言葉なんていらない。川澄の表情だけで全部わかる。

この“言葉のない表現”こそ、森下suu先生の真骨頂。静けさの中に、強烈な感情が宿っている。

◆「日々蝶々」高校3年生へ──未来を見据える2人

時は流れ、高3へ。

1年の時にキャンプで訪れた海へ行き、川澄はすいれんに伝える。

「ずっと一緒にいよう」

そして・・・初めてのキス。
言葉は少ないのに、キスへ至るまでの描写があまりにも美しくて、ページをめくる手が止まるほど。この作品らしい、静かで、優しくて、丁寧なキスシーン♡

◆「日々蝶々」あやの“叶えたくない恋”に涙が止まらない

この巻のもうひとつの大きな柱──あやの恋。

あやの初恋の相手は、なんと りょーすけ。明るくて、元気で、友達で、いつも注意している相手。しかも今は彼女持ち。

・・・あやは言う。

「叶えたくない恋なの」

この言葉が胸に刺さる。
叶わないじゃなくて、叶えたくない。大人になりきれない高校生の、でも確かに“大人な一歩”を踏み出そうとする姿。

すいれんが応援したい気持ちになっているのを察し、何も言わないでほしい、と静かに線を引くあや。本当は辛いのに、その強さが切なくて涙がこぼれる。

◆「日々蝶々」卒業式──最後の大混乱と、最高の告白

卒業式の日。
壇上に現れた後輩たちから次々と告白される“告白タイム”が始まってしまう。

体育館がざわつき、会場が混乱する中、川澄が前に出て、堂々と宣言する。

「彼女を冷やかさないでください。
困らせるのなら、俺が相手します。
柴石すいれんさんは、この先も、俺が守っていく人です」

これ以上の告白、ありますか?静かな作品なのに、最後はこんなにも力強い。会場が息をのむほどの名シーン。

◆「日々蝶々」ラスト──涙が止まらない2人の未来

帰り道。

川澄が最後にすいれんに言った言葉が、胸に深く静かに刻まれる。“ああ、この2人はずっと続いていくんだ”そう思える締めくくり。静かな余韻なのに、感情は爆発している。

読んでいて泣いてしまうほど美しいラストでした。

「日々蝶々」11巻の見どころ♡

① 後平 vs 川澄、友情と尊敬が入り混じった最終決戦
たった一言で読者を泣かせる後平の名台詞。

② 言葉がなくても伝わる川澄の帰宅シーン
この作品の美学が詰まっている。

③ 初キスシーンの丁寧な描写と深い愛情
静かなのに情熱的。

④ あやの“叶えたくない恋”の切なさ
恋の痛みを理解しているからこその大人な選択。

⑤ 卒業式での川澄の堂々告白
全読者が涙する名シーン。

⑥ 完璧なエンディング
2人の未来を信じられる、美しい終幕。

「日々蝶々」まとめ♡

日々蝶々』最終巻は、恋の喜びも痛みも、全部ひとつの物語として抱きしめたくなるような完璧な結末でした。

言葉の少ない2人だからこそ、目線、沈黙、間合い、触れ方──ひとつひとつが深く心に届く。読み終えた瞬間に思うのはただひとつ。

2人が出会ってくれて、本当によかった。

そして──読んできて、本当に良かった。

素晴らしい物語をありがとうございました、と心から言いたくなるラストです。


\すいれんと川澄の恋を最初から振り返りたい方はこちら♡/
✅ https://tokicomi.com/tyoutyou-all/

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