【みきもと凛】『宝石箱に愛をつめよう』1巻ネタバレ感想♡愛と再生に号泣しました!

少女漫画
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✽この記事では1巻のネタバレがあります!未読の方は要注意⚠️

“心の傷”を抱えて歌うことをやめた少女が、再び「声」と「輝き」を取り戻す――。
それが『宝石箱に愛をつめよう』です。

1巻を読み終えた私は、ただの“キラキラ少女マンガ”とは明らかに違う“痛み”と“希望”のラブストーリーに、胸が締め付けられるような衝撃を受けました。 もし、傷ついた心を抱えたまま前に進もうとしているなら――この作品は、まさしくあなたの背中をそっと押してくれることでしょう…。


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「宝石箱に愛をつめよう」1巻:登場人物と背景

  • 月森百音(つきもり もね)
    ちょっと生意気で明るく振る舞う女子高生。かつては歌うことに輝きを感じていた――。だが、昔起きた事件により歌うことをやめ、人との距離を置いて生きてきた。
    彼女の心には、ずっと「忘れられない人」がいる。しかし、その人への想いは言葉にもできず、苦しみと後悔だけが胸に残っている。
  • 朝日杏治(あさひ あんじ)
    百音の同級校の先輩で、ミュージシャン志望。その優しい眼差しと確かな音楽センスで、気づけば百音の隣に寄り添っている。
    杏治は百音の過去を知り見守る存在。彼は百音の「声」と「輝き」に気づき、再び音楽への再挑戦を提案する。

――物語は、百音の“再生”に向けた第一歩から静かに、しかし確実に動き始める。


「宝石箱に愛をつめよう」なぜ「泣ける」のか — 1巻が持つ“切なさ”と“希望”

◆日常シーンの切なさ

百音が普通に学校に通って、友達と笑って――それだけで、救われそうで、でもどこか悲しい。
“楽しそうな日常”の裏に隠された深い哀しみを想像させるそのギャップが、本作最大の胸の締めつけを生む。

◆屋上で歌うバースデーソングのシーンが圧巻

夜のマンションの屋上。月と街の灯りに囲まれて、杏治が歌うバースデーソング。
”忘れられない人”を想う2人が、なんとも切なくて、苦しくて。
「私たちはこれからも生きていくんだ」――そんな救いを感じさせる場面です。

◆「存在」を支える恋、ではなく「再生」を支える恋

普通の恋愛マンガなら、恋人=安心。だけど本作は違う。
杏治は百音の“壊れた過去”から目を背けない。彼がそっと寄り添うのは、百音の「今まで」と「これから」。

それは「傷」を肯定するのでも「忘れる」のでもない。
「その傷を抱えたまま、生きていい」と言ってくれるような、優しい愛――。

この点が、読後の満足感を“キュン”ではなく“じんわり”とした感動に変える。


「宝石箱に愛をつめよう」1巻で見えてきた“これから”への期待

1巻では“再生のきっかけ”が描かれただけ――。
だからこそ、続きが気になる。

  • 歌うことをやめた百音が、どこまで自分を取り戻せるのか。
  • 杏治の想いが、どこまで百音に届くのか。
  • そして「忘れられない人」をどう受け止めていくのか――?

2巻以降、この切なさと希望のバランスがどう揺れ動いていくのか。
胸が早々と締め付けられながらも、幸せの可能性を信じてしまう。


「宝石箱に愛をつめよう」全力でオススメしたい 3つの理由

  1. 「痛み」を抱えた人にも、優しい再生の物語
    過去の失敗、挫折、大切な人との別れ――それでも、生きている。
    抱えた傷をただ忘れるのではなく、そんな自分を抱きしめ直す物語は、読むだけで“自分を許す勇気”をくれる。
  2. “音楽”と“宝石”というメタファーが美しい
    宝石のようにキラキラしていた過去。
    音楽が再び光を呼び戻す――。この構図の美しさは、読めば読むほど胸に残る。
  3. 作者・みきもと凜の王道を超える“深み”
    過去作のようなキラキラ青春だけではなく、“傷”や“再生”というテーマの重さ。
    表情、コマの間、静寂にまで宿る感情の描写――それを余すことなく活かした構成は、「ただの少女マンガ」では終わらせない説得力がある。

「宝石箱に愛をつめよう」結論 — 今すぐ1巻を手に取るべき理由

宝石箱に愛をつめよう』は、胸がきゅんとする恋ではなく、胸が締めつけられるような恋。
だけど、その痛みの奥にある“再生”が、読者の心に優しく灯をともす。

もし、あなたが――

  • 過去の傷を抱えたまま前に進もうとしているなら
  • 泣けるだけじゃなく、心に残る物語が読みたいなら
  • “青春ラブ”に留まらない深みを求めているなら

今すぐこの1巻を手に取って、夜の屋上で歌われる歌声を、あなたの心で聴いてほしい。

――それが、私の強い願いです。


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