「雛鳥のワルツ」和久井瑞希は、揺れても自分で戻ってこれる男子でした

キャラクター分析
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⚠️本記事は『雛鳥のワルツ』最終9巻までのネタバレを含みます。


「報われない男キャラ」は、少女漫画の中にたくさんいます。
けれどその多くは、何も言えずに身を引いたり、いい人のまま終わってしまったりします。

和久井瑞希は、違いました。

好きだと伝え、そばにいて、間違えたことを認め、そして最後に――好きな人の選択を尊重して終わった。

彼の”恋”は報われなかったけど、やることは立派に「男前」でした!そんな彼の「男前」を語っていきたいと思います。


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「雛鳥のワルツ」作品情報・あらすじ・見どころ

「雛鳥のワルツ」和久井瑞希が、好きを隠さず逃げない選択を続けていた時間

和久井瑞希は、とにかく気持ちを言葉にします。

「好き」
「会いたい」
「助ける」
「ひとりじめしたい」

照れ隠しも、格好つけもありません。
好きになったら、ちゃんと好きだと言う。

初デートのあとにこぼした
「最初からずっと、いっぱいいっぱいだよ」
という言葉も、そうです。

余裕のある男を演じない。
不安も緊張も、正直に見せる。

本気で好きになった高校生男子の等身大の姿が、そこにありました。


「雛鳥のワルツ」和久井瑞希が、揺れた自分を正当化せず、立ち止まれた瞬間

和久井は、完璧なヒーローではありません。

椎名とひな子の距離に嫉妬します。
余計なことを言ってしまうこともあります。

でも、そのあと、こう思うのです。

「やな奴だな、俺」

自分の言動を正当化しません。
誰かのせいにもしません。

間違えたことを、間違いだったと認められる。

この姿勢があるから、
和久井の優しさは押し付けにならず、
きれいごとにもならないのだと思います。


「雛鳥のワルツ」和久井瑞希の、相手の感情を消そうとせず、そばに居続けた立場

文化祭後、泣いているひな子を匿った和久井は、こう言います。

「俺なら、ひな子を幸せにできる。
だから、俺の手を取って」

この言葉だけを見ると、強引に見えるかもしれません。

でも和久井は、ひな子の感情を無理に消そうとはしませんでした。

椎名を想って泣くひな子を、否定しない。
忘れろとも言わない。

水族館デートでも、ひな子が椎名を思い出して涙することを止めません。

「つけこんでるの、俺だし」

自分の立場を理解したうえで、それでもそばにいようとする。

「俺の手を取って」という言葉は、奪うための言葉ではなく、逃げ道を用意するための言葉だったのだと思います。


「雛鳥のワルツ」和久井瑞希が、揺れた自分を正当化せず、引き返す判断ができた場面

和久井と椎名は、何度もぶつかります。

椎名に対して
「ひな子のこと、好きじゃないなら邪魔すんなよ」
と釘を刺す場面もありました。

感情的に見えますが、これは和久井なりの誠実さです。

曖昧なまま、誰かを振り回すことを、和久井は一番嫌っていました。

一方で、眠っているひな子にキスをしようとした和久井を止めたのは、椎名でした。

「寝てるところに、そういうの良くないんじゃないの」

・・・正論です。

ここで重要なのは、
止められたあとの和久井の態度です。

言い訳しない。
逆ギレしない。
正当化もしない。

心の中では、はっきり分かっていました。

感情のままキスしてたら、サイテーだった

踏み外しかけた自分を、ちゃんと認めて引き戻せる。

椎名が「ブレーキ役」なら、和久井は「自分でハンドルを握り直せる男」でした。


「雛鳥のワルツ」和久井瑞希の最後の言葉は、引き止めではありませんでした

9巻。
ひな子は和久井に告げます。

「友達として、このプレゼントを受け取ってほしい」

それが告白の断りだと、和久井は分かっていました。

最後に抱きしめます。
でも、無理やりキスはしません。

そして、こう言います。

「俺なら幸せにできるって言ったけどさ
ひな子は、幸せを自分で掴み取るパワーあるもんな」

この瞬間、和久井は、恋人になれなかった男ではなく、相手の人生を信じて手を放した男になりました。


「雛鳥のワルツ」和久井瑞希の、自分の恋より相手の選択を優先した別れ際

和久井は、ひな子を椎名のもとへ行かせます。

「頑張れ」とは言いません。
「行くな」とも言いません。

「せっかくだし、持ち前のダッシュで突っ走ってみれば?」

自分の恋よりも、ひな子が後悔しない選択を優先した行動でした。

これができる男は、報われなくても、間違いなく男前です。


まとめ:「雛鳥のワルツ」和久井瑞希は、報われなかったけど、確実にヒーローでした

和久井瑞希は、

  • 好きだと伝えました
  • そばにいました
  • 間違えました
  • 反省しました
  • そして、相手の選択を尊重しました

恋は実りませんでした。
でもこの物語で一番、人としてまっすぐだったのは彼だったと、私は思います。

だから私は、和久井瑞希を「報われないけど男前」に、胸を張って推薦します。


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