
⚠️この記事はネタバレを含みます。ネタバレを望まない方はご注意ください!
5巻では、弟・修平の想いが限界を迎え、物語は大きく揺れ、6巻では、その想いに一つの答えが出ます。
恋、家族、そして叶わない想い。それぞれの気持ちがぶつかりながらも、前に進んでいく巻でした。
「初恋ダブルエッジ」6巻のあらすじ
いよいよ謡たちのライブ当日。会場で、謡は男性に絡まれてしまいます。
田辺に助けられるものの、フラッシュバックが起きてしまい、謡は意識を失ってしまいます。
修平に呼び起こされ、我にかえる謡。そこへすみれが心配そうにギターを抱えやってきた。そのギターは、遅ればせながらの戸野田からの誕生日プレゼントだった。
戸野田は謡のために、密かにギターを作っていたのだ。
そのギターを手に、謡はステージへ向かいます。
「初恋ダブルエッジ」修平の告白
ライブが終わったあと、修平はついに謡に告白します。
しかし謡ははっきりと言います。
「あたしはとのさんが好き」
修平は、その答えを受け止め、話を続けます。
自分は、楽しそうにギターを弾く謡をずっと見たかったのだと。そして今日、戸野田が作ったギターで演奏する謡を見て、本当に嬉しかったのだと。
謡は、世界中の男の人を拒絶していたとき、唯一手をつなげた男の子が修平だったこと。そして、あの時そばにいてくれたのが修平でよかったことを伝えました。
「初恋ダブルエッジ」戸野田(との)という男
そこへ、仕事を終えた戸野田がやってきます。
修平につかみかかりながら言った言葉は
「告白とかかっこいいことすんなっ!男前すぎて全俺が惚れるわ!」
すると修平も負けずに言い返します。
「そっちこそ!あのタイミングでギターのプレゼントとか最高かよ!」
お互いにイラつきながらも、相手を認め合う二人。
戸野田は修平に言います。
自分も修平の気持ちは分かる。でもここだけは譲れない。謡は絶対渡さない。
だからといって、修平の気持ちを否定することもしないのでした。
「お前は自分の気持ち無理に捨てようとしなくていい」
「お前がどう謡を想おうと、おれが謡を離さないように頑張ればいいだけだ」
その言葉は、修平を押さえつけるものではありませんでした。ただ、自分が守ると決めた覚悟の言葉でした。
「初恋ダブルエッジ」修平の答え
修平は、謡に伝えます。「フラれてよかった」と。
弟のくせに気持ち悪いと言われることもなく、、自分の想いをなかったことにされることもなかった。それだけで救われたのだと。そう言って、修平はその場を去ります。
長い間抱えてきた想いに、ようやく一つの区切りがついた瞬間でした。
「初恋タブルエッジ」新しい関係
その後、ある事実が明らかになります。
すみれが好きだった相手は、戸野田ではなく田辺だったのです。
ずっと謡の恋のライバルだと思っていた修平は、自分の勘違いに気づきます。
そしてすみれもまた、修平の笑顔に心を動かされていました。
「初恋ダブルエッジ」夏休みと、戸野田の本音
夏休みになり、謡たちは田辺の祖母の別荘へ行くことになります。
修平と謡の関係はまだ少しぎこちないままでした。しかし戸野田は、そんな二人を静かに見守っています。
とはいえ、戸野田も限界を迎えていました。
本当は、二人きりのときは自分のことだけ考えていてほしい。キスだってしたい。そんな本音を抱えていたのです。
肝試しで二人きりになったとき、謡が「タバコやめたんですね」というと、戸野田は「苦いキスは嫌だろ?」と答えます。
謡は言います「苦くてもいいです。とのさんの味なら」
その瞬間、戸野田はついに我慢の限界を迎え、謡にキスをします。
そして戸野田は心の中で唱えてました。
僕の牙が、君を傷つけるものではなく、君を守るものでありますように。
「初恋ダブルエッジ」まとめ
『初恋ダブルエッジ』6巻では、修平の恋に一つの決着がつきました。
ずっと悩み続けてきた想い。それを戸野田も、謡も、否定することはありませんでした。そして戸野田という男の覚悟も、鮮明に描かれた巻でした。
恋敵を遠ざけるのではなく、その想いを否定するのでもなく、ただ自分が守ると決めて前に立つ。
その姿が、とても印象的でした。
※『初恋ダブルエッジ』の作品全体について知りたい方はこちら
▶作品紹介記事はこちら(あらすじ・見どころまとめ)
▶︎初恋ダブルエッジ1巻レビューはこちら
▶︎初恋ダブルエッジ7巻レビューはこちら(準備中)
