

黒瀬と麦の関係が、ゆっくりと、でも確実に深まっていく9巻。これまで「頼らない」「弱音を見せない」で生きてきた黒瀬が、麦の前でだけほんの少し“素直になる”瞬間が描かれていて、胸がぎゅっと掴まれる巻でした。
さらに、過去を抱えた嵐が物語に大きく関わることで、2人の関係に新しい風が吹き始めます。そして9巻ラストには、まさかの“事件”──!?
甘さ・切なさ・ざわつき・トキメキが全部詰まった、神展開の連続です♡
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「ピンクとハバネロ」9巻 あらすじ♡【ネタバレ】
✽ここからは「ピンクとハバネロ」9巻のネタバレを含みます。ネタバレを望んでいない方はご注意ください!
風邪で寝込んだ黒瀬のもとへ麦がお見舞いに訪れる。甘え下手な黒瀬だったが、麦のあたたかさに触れるうちに、徐々に心を開いていく。
ある日、麦と黒瀬は、嵐と嵐の好きだった子とダブルデートへ行くことに。黒瀬は、嵐がまだ“元カノ”に想いを引きずっていることが気に入らない。しかし麦は、嵐が自分のことと重なり「好きにしたらいい」と背中を押す。
しかし実は嵐は、麦の優しさに触れるたび、次第に彼女へ特別な感情を抱き始めていて──?
そして9巻の最後、物語を揺らす“事件”が発生。黒瀬と嵐、その関係はどう変わってしまうのか──!?
「ピンクとハバネロ」9巻 感想♡
まず……黒瀬よ。「ほんとはさびしかった」なんて、麦にしか言えないでしょ!?ここ、胸に刺さりすぎてページを閉じて深呼吸しました。
黒瀬が麦の前だけで見せる弱さ。それが“恋人にしか触れられない心の場所”みたいで、読んでいるこちらまで頬が熱くなるんですよね。
そして嵐。最初は少しきつい態度に見えるけど、過去の経験から人に素直になれないだけだった。その嵐の心を、麦の直向きさがじわじわ溶かしていく過程がたまらなく尊い。
麦って、本当に人の痛みに気づく子。誰かの心に触れたときの行動が、いつも“優しさのど真ん中”なんですよ…。だからこそ、嵐も絆されるし、黒瀬も心を許していく。
でも、そんな穏やかな空気が揺れるように、9巻終盤で“事件”が起きてしまう…。黒瀬と嵐、2人の距離がどう動くのか……10巻への布石が完璧すぎる。
「ピンクとハバネロ」9巻の見どころ3つ♡
◆ 黒瀬の“恋人としての成長”
頼れない彼が、麦にだけ素直になれる──この2人にしか作れない空気が最高。
◆ 嵐の恋が動き出す!?
最初は衝突、でも麦に関わるうちに変わっていく嵐。三角関係の気配が一気に濃くなる!
◆ 9巻ラストの“事件”
黒瀬と嵐の距離が揺れる大きな転換点。10巻への期待が爆発する終わり方。
「ピンクとハバネロ」9巻 名シーン♡
「ほんとはさびしかった」
黒瀬が麦だけに見せる“弱音”。この一言の破壊力は計り知れない。恋人にしか触れられない部分を、麦がそっと温めてくれている感じ。
「宮尾の彼氏、俺だろ」
嵐が成り行きで、意中の彼女に麦を「彼女」と紹介してしまい、黒瀬は面白くない。その誤解を解きに行かないと、と気になっている姿が尊い(///ω///)♪
(そんな気持ち死んでも認めたくねぇ)
これは、嵐の心の声・・・麦が気になってるとか、絶対認めないし、認めたくないけど、もうカラダが動いてしまう!次巻どうなる!?
「ピンクとハバネロ」9巻でのキャラ変化まとめ♡
● 黒瀬
・麦の前では「強がらなくてもいい」と気づく
・弱さを見せることで、恋人としての距離が縮まる
・嵐の気持ちに気づき、不安や嫉妬が芽生え始める
● 麦
・頼られることでまた少し自信がつく
・黒瀬がわかりやすく「彼女」扱いしてくれることで実感も増える
・嵐の過去の痛みにも寄り添いたいと思う優しさが発揮される
● 嵐
・麦に辛く当たる→自分の傷を見つめ直す
・過去の想いに決着がつく
・麦に救われ、特別な感情が生まれる
9巻は、甘さ・切なさ・不安・胸キュンが一気に押し寄せる神巻でした。
黒瀬と麦の絆はより深く、嵐は自分の感情をコントロールできるのか⁉︎──10巻が待ちきれないほど物語が加速します。
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➡ 8巻レビュー:https://tokicomi.com/habanero-8/
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