「ゆびさきと恋々」波岐 逸臣(なぎ いつおみ)— 静かに心を動かす “先輩”の物語

少女漫画
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ゆびさきと恋々公式サイトより

“かっこいいから好き”“先輩だから憧れる”――それだけじゃ語れない深みが、逸臣にはあります。彼の一挙手一投足には、「言葉にならない想い」「旅してきた世界」「見えない心に触れる優しさ」が静かに宿っていて、読むたび胸がじんわり温まります♡

この記事では、逸臣の“キュンと、ぐっとくる”瞬間を余すことなく掘り下げ、あなたの心に「この漫画を読みたくてたまらない」想いを灯します!

「ゆびさきと恋々」とは、どんなストーリー?

「ゆびさきと恋々」あらすじ

ゆびさきと恋々公式サイトより

主人公の 糸瀬 雪(ゆき)は、聴覚に障がいを持つ女子大学生。補聴器をつけているものの、全ての音を捉えられるわけではなく、主に“手話”“文字”“表情”で日々を過ごしています。

ある日、通学中の電車で外国人から道を尋ねられ、その場面で出会ったのが、先輩の 波岐 逸臣(なぎ いつおみ)。多言語を操る旅人タイプの彼が雪を助けるところから、二人の物語が動き始めます。

逸臣は手話を知らないものの、雪の世界に興味を持ち、「君のことを知りたい」という気持ちを行動で示していきます。雪もまた、逸臣から少しずつ世界の広がりを実感し、自分の“聴こえない世界”をただ守るだけでなく、伝え、理解し合う関係を築くことに心を動かされていきます。

ゆびさきと恋々公式サイトより

こうして、静かにでも確実に二人の距離が縮まっていく――それが物語の核です。

「ゆびさきと恋々」魅力的ポイント

「音ではなく、手・目・空気で伝える」恋
 他の恋愛漫画では“言葉の告白”や“大きな事件”が山場になりがちですが、本作ではむしろ“沈黙”“間”“視線”が物語の重要な要素です。これが読む者の心を「静かに震わせる」作用を持っています。

・“違い”を受け入れ、理解し合う過程
 雪と逸臣は生まれも育ちも世界の捉え方も異なります。けれども、それを障害や壁ではなく「新しい視点」「もう一つの世界」として享受し、互いに歩み寄る姿に大きな共感が持てます。

日常の中のゆっくりとした成長
 派手なイベントや急展開で盛り上がるわけではありません。むしろ「今日も隣に座ってくれた」「文字を覚えてくれた」「手話を実践した」という地道な瞬間が積み重なって、“恋”という形を取っていく――この丁寧な時間の流れが温かく胸に残ります。

なぜ「ゆびさきと恋々」が人気なのかを分析

・恋愛漫画にありがちな「追いかける/追われる」の構図ではなく、“理解し・寄り添い・歩む”というバランスの取れた関係性が描かれており、恋愛初心者・恋愛漫画玄人のどちらにも響くのです♡

・社会的に“障がい”というテーマを扱いながらも、それを悲劇的に描くのではなく、主人公の強さ・日常・希望を通じて前向きに構成されていて、“読んで良かった”と思える余韻が残ります(*´꒳`*)

・変化の速い現代において「言葉より大切なもの」「伝えるということの意味」を改めて考えさせてくれる作品で、単なる“胸キュン”にとどまらない深みがあります♪

波岐 逸臣のプロフィールから浮かび上がる“異世界感と余白”

逸臣は、雪と同じ大学に通う2年生の先輩。バックパックを背に海外を巡り、多言語を操るトリリンガル。日本語・英語・ドイツ語を日常的に使い、その経験が彼の余裕と包容力の源になっています。 さらに、右手中指に「太陽と月」のモチーフのタトゥーを入れています。

ゆびさきと恋々公式サイトより

この“旅人+謎めいたタトゥー”という組み合わせが、彼をただのイケメン先輩以上に“物語を背負う人物”として際立たせます。読者は「彼は何を見てきたのだろう? 何を抱えているのだろう?」と自然に想像を巡らせるのです。

キュンポイントで迫る“逸臣の魅力”

◆ 言葉を超えるコミュニケーション

雪は聴覚にハンデを抱えていますが、逸臣はその事実を“特別扱い”せず、自然体で接します。「特別に気を使われる」ではなく、「同じ目線で、静かに向き合ってくれる」その姿勢が、読者の胸に“キュン”を刻むのです。

◆ “旅してきた世界”と“新しい世界”のクロスオーバー

広い世界を見てきた逸臣が、雪の“音が聞こえない世界”という普段見えない風景に興味を抱きます。「ここは自分の世界じゃないかもしれない。でも君の世界を知りたい」というその一歩が、胸に響きます。

◆ ミステリアスなタトゥーが生む“想像の余白”

タトゥーは物語でまだ全貌が語られていない“余白”そのもの。 この謎が、「次はどうなるの?」「もっと知りたい!」という読者の好奇心を掻き立てます。

逸臣と雪・・・2人の距離が少しずつ縮まる瞬間

ゆびさきと恋々公式サイトより

もともと“違う世界”にいた二人が、ゆっくりと歩み寄っていく。それがこの物語の醍醐味です。

  • 雪は補聴器を付けても音がどこから?何の音?と分からない環境で育ち、手話やスマホのメモでやりとりをしています。 
  • そんな彼女の世界に、逸臣は“旅先で見てきた風景”ではなく、“普段の暮らしの中の風景”として興味を持ち始める。
  • 雪もまた「この先輩は特別だ」と感じ、自分の世界をもっと開きたいと思うようになる。

例えば、手話合宿でのやり取り——周囲があわただしく動く中、逸臣がそっと雪に寄り添って「君の言葉でいいんだよ」と示す。そこに派手な告白はないけれど、読者の胸に“確かな安心”が宿ります。

読まないと損!“読むべき3つの理由”

言葉じゃなくて、想いが伝わる恋
 ──「好き」って言わなくても、手のひら・視線・空気が伝えてくれる。

“違う世界”が交わる瞬間の美しさ
 ──旅人と、音のない世界で生きる人。交わることで広がる“理解”と“優しさ”。

逸臣という“理想+リアル”の先輩像
 ──完璧すぎず、深すぎず。でも背中が見える。だからこそ、一緒に歩きたくなる。

今、逸臣に出会うならこの一冊から

ゆびさきと恋々』最新刊 13巻(2025年11月13日発売) は、逸臣と雪の関係がさらに深まる決定版。

まずは 1巻 から、“出会い”“距離”“理解”という3段階を丁寧に追ってください。そして13巻ではその積み重ねが胸を打つ形で昇華されていきます。

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最後に—「この先輩が“好き”になる理由」

逸臣は“完璧な男”じゃない。過去があって、旅があって、少し遠くから眺めていた世界があって。
でも、雪の“静かな世界”に気づき、「君と分かち合いたい」と動き出す。その姿が、読む側の心に深く染み入るのだと思います(///ω///)♪

「君のことをもっと知りたい。君の世界に入りたい」
その言葉が、言葉ではなく“距離”と“時間”と“表情”に宿る。

もし、恋愛漫画に“胸キュン”だけを求めているなら、それも十分得られます。でももし、心がほんの少し震えるような“余白”や“理解しあう優しさ”を求めているなら――逸臣と雪の物語を、今こそ手に取ってみてください。

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